西プラETCコーポレートカードについて
コーポレートカードはNEXCO社が発行しているカードで、「高額利用(1ヶ月の割引対象道路利用額が3万円超)」の方にお勧めのカードです。利用条件は少し厳しくなっていますが、その分割引率が高くなっています。 また、カードの利用にも制限がありますので注意が必要です。 |
西プラETCコーポレートカードの特長
このカード最大の特長は「割引適用条件があるが割引率が高い」ことです。まずは、この割引適用条件についてご説明します。
西プラETCコーポレートカードの割引適用条件とは…
西プラETCコーポレートカードでは毎月事業所毎に割引適用の有無を決定します。
1事業所で使用している西プラETCコーポレートカードの割引対象道路利用平均額が、20,000円を超えている月に車両単位割引を該当事業所に適用いたします。
★平成29年4月1日走行分より割引適用条件を割引対象道路利用平均額を30,000円超から20,000円超に緩和しました。(詳しくはこちらのページにてご確認下さい)
この場合は、5枚のカードで9万円となりますので、1枚あたりの平均利用額は1万8千円で2万円以下となります。
つまり、A事業所の○月走行分は車両単位割引非適用となり5枚とも割引適用がありません。
この場合は、3枚のカードで7万円の利用となりますので、1枚あたりの平均利用額は2万3,333円で2万円超となります。
つまり、B事業所の△月走行分は車両単位割引適用となり3枚とも割引が適用されます。
西プラETCコーポレートカードの割引対象道路について
西プラETCコーポレートカードはETC設備の設置されている有料道路であればどこでも利用いただけますが、割引対象となる道路は「NEXCOの管轄する道路」に限定されます。具体的には、以下の一覧表をご覧下さい。
西プラETCコーポレートカード 割引対象道路一覧表(2021年5月1日時点)
高速自動車国道 |
北海道方面道央自動車道 札樽自動車道 道東自動車道 後志自動車道 |
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東北方面
東北自動車道 八戸自動車道 青森自動車道 秋田自動車道 山形自動車道 |
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関東・信越方面
磐越自動車道 常磐自動車道 北関東自動車道 東京外環自動車道 東関東自動車道 新空港自動車道 |
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近畿・中国方面
紀勢自動車道 新名神高速道路 西名阪自動車道 近畿自動車道 阪和自動車道 関西空港自動車道 中国自動車道 山陽自動車道 舞鶴若狭自動車道 播磨自動車道 米子自動車道 山陰自動車道 岡山自動車道 |
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四国・九州・沖縄方面
高松自動車道 松山自動車道 高知自動車道 徳島自動車道 関門自動車道 九州自動車道 宮崎自動車道 |
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一般有料道路 |
東京湾アクアライン 京葉道路 ※新湘南バイパス(ETC2.0のみ) ※圏央道(ETC2.0のみ) ※伊勢湾岸自動車道(東海JCT~飛鳥JCT ETC2.0のみ) |
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つまり、この表に記載のない阪神高速道路の走行料が10万円だったとしても、割引対象外となりますので注意が必要です。 |
西プラETCコーポレートカードにおける車両単位割引の割引率
2023年4月1日走行分で適用している割引率は以下の通りです。 |
以下の金額は「割引対象道路の利用額」を対象と致します。
事業用車両でETC2.0システム車載器搭載車(※)
5,000円以下 |
割引無し |
5,001円以上~10,000円以下の部分 | 割引率20% |
10,001円以上~30,000円以下の部分 | 割引率30% |
30,001円以上の部分 | 割引率40% |
その他車両でETC車載器を搭載した車両 ※一般的な車両はこちらの割引率が適用になります。
5,000円以下 |
割引無し |
5,001円以上~10,000円以下の部分 | 割引率10% |
10,001円以上~30,000円以下の部分 | 割引率20% |
30,001円以上の部分 | 割引率30% |
2017年1月1日走行分より、ETC2.0システム搭載有無によって2種類の割引が設定されています。
この割引率差を「激変緩和措置」と呼び、この措置は2018年3月末日まで継続される予定です。
⇒(2018年4月追記)この措置は2018年3月末日で終了致しました。但し、経過措置としてETC2.0システムを搭載している場合は、2018年4月1日以降も一定期間「ETC2.0を使用する事業用車両(※)」と同率の割引率が適用されます。
⇒(2019年4月追記)経過措置は2019年3月末日で終了し、2019年4月1日以降は【事業用車両でETC2.0システム車載器搭載車(※)】か【それ以外の車両】でいずれかの割引率が適用されます。
⇒(2020年3月追記)【事業用車両でETC2.0システム車載器搭載車(※)】か【それ以外の車両】いずれかによって適用される割引率は、2021年3月末日まで延長される事が発表されました。
(※)事業用車両:自動車運送事業者がその自動車運送事業の用に供する自動車等の車両。(主に緑地に白字のナンバープレート(軽自動車の場合は黒地に黄字))が使用されています。
⇒(2022年3月追記)【事業用車両でETC2.0システム車載器搭載車(※)】か【それ以外の車両】いずれかによって適用される割引率は、2024年3月末日まで延長される事が発表されました。
西プラETCコーポレートカードの割引額計算方法
以下に具体例を掲載しております。ご参照下さい。
例:利用金額50,000円、割引対象道路の利用額40,000円の西プラETCコーポレートカードの場合
※事業用車両でETC2.0システム車載器搭載車の場合
割引対象額40,000円のうち、5,000円以下の部分 | 割引率0% | 割引なし |
割引対象額40,000円のうち、5,001円以上~10,000円以下の部分 | 割引率20% | (10,000円-5,000円)×0.2=1,000円 |
割引対象額40,000円のうち、10,001円以上~30,000円以下の部分 | 割引率30% | (30,000円-10,000円)×0.3=6,000円 |
割引対象額40,000円のうち、30,001円以上の部分 | 割引率40% | (40,000円-30,000円)×0.4=4,000円 |
つまりこのカードの割引額は1,000円+6,000円+4,000円=11,000円となりますので、このカードの請求額は以下の通りとなります。
40,000円-(1,000円+6,000円+4,000円)+(50,000円-40,000円)=39,000円
※その他車両でETCシステム搭載車の場合
割引対象額40,000円のうち、5,000円以下の部分 | 割引率0% | 割引なし |
割引対象額40,000円のうち、5,001円以上~10,000円以下の部分 | 割引率10% | (10,000円-5,000円)×0.1=500円 |
割引対象額40,000円のうち、10,001円以上~30,000円以下の部分 | 割引率20% | (30,000円-10,000円)×0.2=4,000円 |
割引対象額40,000円のうち、30,001円以上の部分 | 割引率30% | (40,000円-30,000円)×0.3=3,000円 |
つまりこのカードの割引額は500円+4,000円+3,000円=7,500円となりますので、このカードの請求額は以下の通りとなります。
40,000円-(500円+4,000円+3,000円)+(50,000円-40,000円)=42,500円
カードの利用条件
西プラETCコーポレートカードは予め利用車両のナンバープレートと車載機を登録し、登録車両以外では利用する事ができません。 万一、登録車両以外の車両で利用された場合は、該当のカードを利用された会社だけではなく、組合全体のカードが割引停止となってしまう可能性があり、この場合は損害賠償の請求対象となりますので、利用に際しては管理を徹底して頂く事が重要です。 |
当組合で取り扱っているETCカードについて
当組合では、西プラETCコーポレートカードと西プラETCスルーカードという2種類のETCカードを取扱っています。
ここでは西プラETCコーポレートカードについてご紹介致しました。もう一つのカード『西プラETCスルーカード』の詳細はこちらからご確認頂けます。